フリーランスをして働くことを決めたエンジニアは、企業に勤めているときとは異なる心構えが必要となりやすい。同じ職場で働き続けられることはあまり多くはなく、様々な企業とのやり取りを通して働ける現場を見つけていくという働き方になるのがフリーエンジニアの特徴である。
仕事としてよくあるのが現場に参入して、チームで行われている仕事の一端を担うというものであり、新しい現場に速やかに慣れることが求められやすい。必要に応じて今まではほとんど経験のないスキルを獲得することも重要になるのも特徴的な点である。そのため、その現場に応じて適切な対応を取れる適応能力が求められることは留意しておかなければならない。場合によっては年間に2つや3つの職場を転々とすることもあるため、速やかに現場に順応して求められている仕事を短期間で達成することが重要になる。
請け負いの業務を行う場合でも管理職とのやり取りが必要になるのが通常であり、その性格や企業方針をよく理解した上で仕事に携わっていくことが欠かせない。柔軟に自分を現場に合わせるという姿勢を持つことはフリーエンジニアにとって賢い働き方であり、様々な現場で受け入れてもらうために重要な考え方になる。適応能力を高めるという視点を予め持ってエンジニアとして働いて経験を積んでおくことが重要だろう。人間関係の樹立から仕事への適応まで幅広く対応できる必要があることはよく覚えておいた方が良い。